2015-04-23 第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
文官統制にかわり、防衛庁長官や防衛大臣が、いわゆる間接統制ではなくて直接統制という要素がふえたということは、私も著書で書かせていただきました。 これはやはり、自衛隊の積極的活用が国際情勢の変化から必要になったということが一点。もう一点は、そうした自衛隊に対する世論の評価というものが、災害派遣やPKOなどの結果、肯定的な評価に変わってきた。
文官統制にかわり、防衛庁長官や防衛大臣が、いわゆる間接統制ではなくて直接統制という要素がふえたということは、私も著書で書かせていただきました。 これはやはり、自衛隊の積極的活用が国際情勢の変化から必要になったということが一点。もう一点は、そうした自衛隊に対する世論の評価というものが、災害派遣やPKOなどの結果、肯定的な評価に変わってきた。
さらに、もう一つ、間接統制がございますが、これは特定独立行政法人の場合に採用されているものですが、これは議会の予算統制は更に遠くなります。
したがいまして、建前上は間接統制になっているのですけれども、ほとんどの場合が政府として買い入れをせざるを得ないという状況になっております。そういうことでございますので、生産者の方々も実需者の方々もそれぞれ相手の方々の要望というものが十分つかめない状況で、過去、昭和二十七年以来推移をしてきております。
○政府委員(堤英隆君) 麦作経営安定資金につきましては、制度上、間接統制というふうになっているんですけれども、現実は大きな逆ざやがございますので、そのほとんどが政府として購入しているという状況になっております。
全量管理を廃止しまして自由化のような状況にしていけば、音やった間接統制のようなやり方があるし、それから生産調整に不足払い制度などをかみ合わせたような形でやるという方法もあります。これでやりましたら膨大に金がかかるんです。これまで行革審などに対して農林水産省の幹部の皆さんが何と言ってきたか。それは自由化すればするほど政策費はかかりますよと、それでいいんですかということを言ってこられた。
○国務大臣(大河原太一郎君) 今回の新法案に基づく新しい米の管理システムは、政府管理を中心としたいわば直接統制的なものから民間流通を主体とする自主流通米、これの流通を基本とするいわば間接統制でございます。
大臣から間接統制という言葉が出て私は驚いたんですが、これは与党三党の協議の中でも間接統制という言葉は一つも出ておりません。そして、でき上がった新食糧法について間接統制という見方をされたのはどの党もありませんし、そしてまた政府との話の中でもそういう話は出ておりません。 大臣も御存じのように、間接統制というのはこれとはかなり違ったものです。
それで、毎年、それについては、潜在的生産力を前提として需給ギャップを出しまして、要調整面積ということで、それを国全体での面積、全体需給からそれを決めまして、それを県に割る、あるいは県では市町村に割る、あるいは農家にそれをお願いする、そういうことでございまして、その点については、今度は特に自主流通米を中心とする、いわば部分管理というか間接統制になりますから、よほど的確な需給見通し、それに伴う生産調整面積
○石破委員 ですから、今度間接統制に移るわけです、いみじくも大臣がおっしゃいますようにね。そうしますと、潜在生産力がどれぐらいあるかというのは、かなり厳しく精査をしてやっていかなければいかぬだろうというふうに思っております。 単収でございますが、大体五百キロというものをめどとして考えておられますか。
農政審議会や地方公聴会でも、また最近の新聞報道等でも、間接統制への移行を含む食管制度の見直し、抜本改革を初め、極端な方は食管無用論も飛び出す始末であります。 このことは国民食糧の生産と消費者への需給調整、安全、安定確保の上からも重要な課題であり、軽々しく扱うべきではないと思うのであります。政府として、責任ある見解を明らかにしていただきたいのであります。
なお、間接統制への移行を含む抜本的改革への方向が検討されているという報道があるそうですけれども、最近、食管法の改正についてはいろいろと報道がなされておることは承知しております。そのような内容をまだ固めておるという事実はございません。
それから、今先生から麦との算定で違うのではないかという御質問がございましたけれども、麦の場合は制度の基本が間接統制でございまして、米の場合とは管理の基本が異なるというふうに考えております。
しかし、今までこの食管廃止論、これは中には間接統制論だとか部分管理論、いろいろあるのは私もよく存じていますよ。そういう議論がずっと進んでまいりまして、食糧庁、農水省と言った方がいいでしょうか、農水省の対応というのはそれにずっと押されてきた。極端なことを言えば、米が生産過剰になっているくらいの方が私は国民の食糧の確保という点からいったら好ましいことであると思っています。
○政府委員(浜口義曠君) 先生御指摘のとおり、この労働費につきましては、間接統制下にある麦の政府買い入れ価格の性格から、評価がえを行って所得付与を行うことは適当でないと考えておりまして、麦価算定に当たりましては第二次生産費を用いていること等、その面におきます所得付与的部分等が価格に織り込められておりまして、麦作農家の所得確保にも配慮した形になっているというふうに考えているところでございます。
○政府委員(浜口義曠君) 御指摘の集荷運搬費につきましては、これも先ほど申し上げましたように、生産者麦価につきましては、間接統制下のもとでの最低保証価格としての性格から原価性に問題があるために、生産費に織り込まれていない集荷運搬費を価格に算入していないということでございまして、先生御指摘のとおり、この集荷運搬費は生産費に織り込まれておりません、調査をしておりません。
○政府委員(浜口義曠君) これも、先ほどのことに尽きるわけでございますけれども、直截的に申し上げますと、麦の政府買い入れ価格のものにつきましては、間接統制下の最低保証価格としての性格上、生産費に織り込まれていない企画管理労働を価格に算入することは適当ではないというふうな考え方に立つものでございます。
その一つは、自主流通米の価格形成の場、運用次第で戦前の間接統制型、部分管理下に食管制度が変質をしていく可能性があるということ。それを想定してみますというと、その先には米の投機時代が再びやってくるのかという不安感すら私は感じました。二つ目に感じましたのは、運用次第で国会が決議した米の自給、外米輸入阻止、これが崩されていく道が開かれていくのではないかという不安を感じたということであります。
先生は麦作改善との関係を御指摘のことかもしれませんが、これにつきましては、国内産麦については自由な民間流通を前提といたしまして、麦の需要及び価格の調整を図るという、これは米の管理体制と比べますといわゆる間接統制になっているわけでございます。これは先生御案内のとおりでございます。この仕組みのもとで、政府は生産者から申し込みに応じて無制限に買い入れることとしておるわけでございます。
現実の問題として、六割以上が市場原理にゆだねた状況の中で、しかも自主流通米の量が異常にふえる、それを六割まで抑えるということは大変だというふうな状況に、今なってきておるわけでありまして、食管制度、どうやら間接統制も同然のような状況になりつつあるのではないかと思われてならぬわけであります。
○谷本巍君 政府米の役割というのが備蓄とそして価格の下支えだというお話が出てまいりましたが、価格の下支えということになりますと間接統制の場合によくそれが言われるんですね。麦の場合だってそういう言葉に最近変わってきた。現在の食糧管理制度というのは果たしてそういうものでしょうか。食管法というのはあるんです。
○政府委員(浜口義曠君) ただいまのお話につきましては、政府米、直接的な狭義の政府米と、政府が関与しております我々政府管掌米と言っておりますが、うちでの自主流通米、そういったものにつきまして間接統制というお言葉をお使いになったわけでございますが、私どもは二つの点で自主流通米と政府米というものは、やはり政府が関与している米であるというふうに考えているわけでございまして、一つは、役所的な言い方ではございますが
そしてこれがこのまま進んでいきますというと、食糧管理制度は事実上間接統制も同然になっていくであろうという見方が多くなってきておるわけでありまして、その点どういう対策をこれからとられるのか、長官の考え方を伺いたい。
それから米の流通は民間流通を主体にする、価格も需給や市場評価を反映する、間接統制、部分管理という方向に行くようです。そうなりますと、食管制度の根幹がぐらついていくのじゃないかという非常に強い心配がありますけれども、そのあたりはいかがでございましょうか。
「コメの生産・流通の改革案として①政府全量管理から部分管理に移行、コメの需給や価格を安定させるために政府は一定数量を管理するが、大半は自由流通にゆだねる②政府直接統制から間接統制方式に切り替え、コメ取引所を創設して通常の取引は全面的に自由にするが、価格が乱高下する場合は政府が価格操作する――の二方式をあげている。」ことが明らかになりました。これは実に驚くべきことです。
なお、今お話しのように、農政審議会の中で部分管理だとかあるいは間接統制への移行というような方向づけを持っているのではないかという御疑念ではないかなというふうに思います。
○藤田委員 これまで政府は食管法の間接統制化、あるいは部分管理化を政府自身が進めてきた、私はそんなふうに考えています。一九六九年の自主流通米の制度の導入で米流通の国家一元管理制が掘り崩されました。そしてこの自主流通米はもう既にウルチ米流通量の五〇%近くまで来ており、このため政府による米の直接管理機能が著しく縮小してきているわけです。
そもそも農業つぶし、その根源はどこにあるかということなんですけれども、この法案ができました昭和二十七年当時、麦の間接統制と麦価パリティ、こういうことでもって現行食管法が出たわけですね。そのとき国内麦と外麦価格がどうだったでしょうか。国内麦の方が安くて、輸入麦に対しては価格差補給金を出していたと思いますけれども、どうですか。
こういう背景がございまして、我が国でも食糧管理法を改正して麦の間接統制にするに当たって、このパリティ方式を価格算定方式として導入することになったわけです。ちょうど占領期の末期だと思いますけれども、この方式が適用されるようになりました。
昭和二十七年、麦の間接統制移行のときに国会審議において最も配慮されました点はやはり価格算定方式であり、農家の生産意欲を阻害するような価格決定が行われないことを担保するための修正により法律化されましたのは例のパリティ価格を基本とする条項であります。